比良 小川新道は魔界だった 4
奥の深谷のコースミスの後正しいルートに復帰し
割合と平坦な道を約10分ほど歩くと
いよいよおやじにとっての魔界への入り口に立つことになった。
そう、小川新道の入り口である
この時、魔界の洗礼がこんなに過酷とは
想像もしていなかった。
ともあれ、この比良の新道は急登だと
他の人のレポートからもわかっていたので
その心つもりで登り始める。
最初は植林地を登るのだけれど
踏み跡薄い直登コース、つま先で登ることで
ふくらはぎが張ってくる、息が上がる(弱
植林地を抜けるとザレた谷筋の直登になる
750m付近から1000m付近まで不安だったのが
道標も目印もない谷筋が本当のルートなのか?
と確信が持てなかったことだった。
写真では緩やかに見えるが、実際の斜度は結構なものだ。
そしてその先に魔界の触手の一番端に出会うが
これが先にそんなことになったいようとは・・・
まずは、細めの倒木で道が塞がれていて
ザックとストックを倒木の上にのせて下をくぐる
その後斜度がさらにきつくなりロープが現れる
ここでルートに間違いないとわかり一安心
気持ちが楽になりロープ伝いに手をつきながら登る。
登りきると噂の小川さんの遭難の碑?のケルンを見つける
ここで一息入れたあとシャクシコバに向かって更に登る
この辺りはシャクナゲの時期にはきれいなのだろうな
と葉っぱを見ながらおもっていた。
900m地点あたりでおにぎり岩を左手に見ながら
この後いったん緩やかな登りの尾根道になる
ここで一息つけたかなと思ったあとに、
魔界の洗礼をうけることになろうとは・・・
続く